高齢者を中心に人気の登山だが、ある統計によると2016年の登山人口650万人から近年は増えていないそうだ。
にも関わらず遭難や事故が増えている。原因は、より高齢化が進んだことやスマホやGPSの発達で、地図も持たず安易に山に入る人が増えていることだといわれている。
今回は、遭難や重大事故まではいかないが準備しておくことで小さなトラブルや持っていれば役立ちそうな薬について紹介する。
◆ 鎮痛剤
2500m以上の高山にいくと酸素濃度が下がり、高山病の症状が出ることがある。
私も数年前に富士山に登った時、高山病になりやむなく下山した苦い経験がある。
症状は様々だが、軽い頭痛薬にはアセトアミノフェンの鎮痛剤を服用すると良い。
◆下痢止め
日帰り登山では、あまり必要ないかもしれないが、トイレの場所が限られる山の中では持っていくと安心だ。
◆絆創膏
大きな怪我には対応できないが、擦り傷・切り傷・靴擦れ・患部の保護等いざというときに役立つ
◆胃腸薬
山での食事はとても大切である。
いわゆるシャリデバをおこなさない為にも、行動食も含めしっかり取りたい。
食後に行動することで、腹痛を起こしやすい人は是非持っていってください。
◆テーピング
山での1番多い怪我は捻挫だという。
専門的な知識はなくても持って入れば役立つはずである。
その他にも、目薬や消毒液もあれば安心である。
こういった薬は買い求めると結構な金額になるが、家に置き薬があると便利に使える。
登山時に必要な薬を持ち出し、使用しなければ元の薬箱に戻すことで出費は0に抑えられる。
ぜひ試していただきたい。